【FDM式3Dプリンター】Ender-3 V2を購入!【めっちゃ楽しい】

こんにちは、けんです。

2020年末に光造形式の3DプリンターであるNOVA3D Elfin2 MONO SEを購入しました。


Elfin2 MONO SEは終売となったようで、現在はElfin3 Miniが2万円で販売されています。

光造形式は造形物の精度が高くクリアパーツも作りやすいことから、すいラボのLEDモジュールとの相性も良さそうということで購入しました。
実際その通りではあったのですが、光造形は造形物の洗浄が一番の手間でした。

洗浄にはIPAなどのアルコールを使わなきゃいけないし、水洗いレジン使ったとしても廃液問題があります。
さらに造形物だけでなく、3Dプリンターのレジンタンクやビルドプレートも同様に洗浄しなければいけません。

過去記事でも書きましたが、すいラボは6月に新居を購入し「持ち家サイコー!」を満喫しているのですが、ちょこちょこと3Dプリンターで作りたい物が出てきました。
ちょっとした小物を作るには光造形は不向きだと感じたので、これを機にFDM式3Dプリンターを購入することにしました。
購入した機種はEnder-3 V2です。

Ender-3 V2購入の決め手

FDM式というのは熱で溶かしたフィラメントという材料をソフトクリームのように1層ずつ積み上げて造形していくタイプの3Dプリンターです。
家庭用の3Dプリンターと言えば光造形式よりFDM式の方がメジャーな印象です。

FDM式は主にメイカー界隈で普及が広まってきたこともあり、低価格化、高精度化が進んでいます。
1万円台から購入できる物もありますが、今回購入したEnder-3 V2は3万3千円程度します。

私がEnder-3 V2を購入した理由は歴代Ender-3シリーズのユーザー数が多く、さらに拡張性が高いためです。
そのためユーザーによる使い勝手を向上する改善が活発に行われており、Thingiverse上にもそのためのデータがアップされていたりします。

3Dプリンターを改造するパーツを3Dプリンターで出力するというのは面白いですね!
Ender-3 V2は現時点でEnder-3シリーズの最新機種となるのですが、過去機種での定番の改造内容が最初から盛り込まれていたり、静音のモータードライバが搭載されているのでモーターの駆動音はかなり静かです。
(ホットエンド部分のファンはうるさいですけどね・・・)

開封&組み立て

Ender-3 V2は半組み立て式の3Dプリンターです。
開封&組み立てについては動画を作成したので、こちらを見てみてください。
実際の組み立てには2~3時間程度掛かるかと思います。

Ender-3 V2を購入すると付属品としてmicroSDカードが付いてきます。
この中に公式の組み立て動画が入っているので、基本はそちらを見るのが良いかと思います。
私の動画では組み立てで苦戦した部分を中心に解説しています。

あと動画の中で部品の落下により足を負傷しましたが、10日くらいで大体治りました。
同じようなケガをする人はいないと思いますが、かなり血も出たので、皆さんお気を付けください・・・
足に当たらなくても床に落下するとかなりの傷が付くと思います。

またYoutube上にCreality公式の組み立て動画があるのですが、なぜかmicroSDカード内の動画とは別物ですし、組み立て方も違っています。
発売当時の動画がこれで、アップデートされた動画がmicroSDカード内のものになるのかもしれませんね。

レベリング調整&テスト印刷

こちらも動画にしているので、ご覧ください。

3Dプリンターで正常にプリントできるようにするためにはレベリング調整というものが不可欠です。

レベリング調整というのはノズルとビルドプレートの間隔の調整のことです。
FDM式の場合はコピー用紙をノズルとビルドプレートの間に挟んで、少し擦れるくらいの間隔にするのですが、初めてということもあってかなり苦戦しました。
この辺の調整が楽になるといいんですけどねー。

しかし動画の中でよく見る船のモデルをテスト印刷してみたのですが、そのクオリティには驚きました。

「いやいや、結構粗いところあるじゃん!」って思われるかもしれませんが、ビルドプレートへの定着を良くするラフトも造形物を支えるためのサポート材も無しで、一発でこれが出来た訳ですよ。
細かい部分も造形できていて感動しました。

まだまだ改善の余地はある

Ender-3 V2は精度や使い勝手はなかなか良いですが、まだまだ改善の余地はあるかと思います。
上述したレベリング調整や印刷のたびにmicroSDカードに印刷データを入れる手間など、使っているといろいろ不便に思うことが出てきます。

そうした不便さを解消するようなパーツも販売されていたりするので、今後アップグレードしていきたいと思います。


まとめ

Ender-3 V2を購入した話でした。
購入して1か月ほど経ちますが、ちょっとした不便を解消する物を作るのに活躍しています!

例えばこちらは妻が使っているコンタクト洗浄剤のホルダー。
洗面台のポケットの中で毎回倒れるプチストレスが解消されました!

こちらはSwitchbotリモートボタンのホルダー。
既存の壁スイッチにはめて固定することで、ねじや両面テープを使わずに固定できるようにしました。


FDM式3Dプリンターの魅力はこういったニッチな部品を作れるところにあると思います。
逆に既製品がある場合はそれを買ったほうが良いですが、既製品を自分好みにカスタマイズするパーツを3Dプリンターで作るなども面白いと思います。

自分で設計する場合は3D CADソフトが必要ですが、個人利用であれば無料で使えるFusion360がおすすめです。


Fusion360は高機能なので難しく感じる面もあるかもしれませんが、とりあえずスケッチで絵を描いて、押し出しで立体化するだけでもいろんなパーツが作れます。
前述したホルダー類もこの2つの機能だけで作っています。
慣れれば簡単なモデルは10分くらいで作れるようになるので、ぜひ試してみてほしいです。

また自分で設計できなくても、前述したThingiverseで設計済みのモデルが公開されています。


もし気に入ったモデルがあればダウンロードして、後は3Dプリンターで印刷するだけで済みます。
Thingiverseも無料で利用することができます。

ある程度設計が出来てくると、次は何作ろうかなぁと毎日のように考える癖がついてきます。
3Dプリンターであなたのプチストレスが解消できるかもしれません。
Ender-3 V2は今年の買ってよかったもの上位にランクイン間違いなしです!

この記事を書いた人

けん
けん
熱しやすく冷めやすく、さらに完全に形から入るタイプ。
電気回路を勉強中のへっぽこ会社員。


好きなレトロゲーム

【FC】テニス、バルーンファイト、ドラゴンバスター、ボンバーマン
【SFC】スーパーマリオワールド、エキサイトステージ、ドラゴンクエストV、VI、ファイナルファンタジーVI
【GB】ラクロアンヒーローズ、モトクロスマニアクス、魔界塔士Sa・Ga

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