Ender-3 V2のメインボードが壊れた話

正確には”壊した”です。
こんにちは、けんです。

前回も書きましたが、3月にFDM式3DプリンターCreality Sermoon V1 Proを購入したのですが、最近ではこちらばかり使用しています。

少し時間が出来たので、「Ender-3 V2にBLTouch付けるの途中になってたから、ちゃんと付けるかー」と思ったのが運の尽き・・・
電源は入るものの、画面は付かないし、一切の操作ができなくなってしまいました。

BL Touchとは?

FDM式の3Dプリンターでは日常的なメンテナンスとしてレベリングというものがあります。
これはXY軸を水平にし、さらにノズルとベッドの距離を一定に調整する物です。

これがなかなか面倒な割に印刷前には必ずと言ってよいほどやっておかないと、印刷失敗してしまいます。
Ender-3 V2はレベリングが狂いやすいのか、自分もパーツ交換してレベリングの頻度を下げるようなことはしています。


またノズルを交換したり、プラットフォームを変えた場合なんかにもレベリングを行わなければならないので、スーパーめんどくさいです。
それを解消してくれるのがBL Touchをはじめとする自動ベッドレベリングセンサーです。



Ender-3シリーズの開発元であるCreality純正のセンサーもあります。

実は私はBL Touch、3D Touch、CR Touchのすべてを持っています。
最初に安価な3D Touchを購入。
その後CR Touchが出たので購入。
それと同時期に行われていたBL Touchのプレゼント企画に当選という流れです。

BL Touchをいただいたのは2021年の11月ごろで、そのころに途中まで取り付けをしていました。
自分でもまったく覚えていないのですが、なぜかこの状態で止まっていました。


BL Touchの配線が短いので、自分で配線とコネクタを使って延長までしたのは覚えていました。
「ここまで出来てたら、後はメインボードにケーブル繋いで、ファームウェア(FW)書き換えるだけで使えるじゃん」と思った私は、アップデート用FWを入れたマイクロSDカードを挿入し、電源を入れたのでした・・・

壊れた原因

しかし電源を入れても画面が点きません。
それでもFW書き換えが始まっていたら途中で電源を落とすのはまずいと思い、2分ほど待ちました。

しかし待てど暮らせど状況は変化せず。
ダメ元で電源を落として、アップデート用のFWが入ったマイクロSDカードを除去して再度電源を入れました。

やはり画面が点かない・・・
この時点ではFW書き換え失敗で起動しなくなったと思ったのですが、もしかしたらBL Touchの配線が間違ってるかもと思いメインボードのふたを開けてみると電子部品が焼けた時の臭いがしました・・・


これがメインボードにあるBL Touchを接続するためのコネクタです。
GはGND、Vは電源、INはBL Touchからメインボードへの入力、OUTはその逆でしょう。

私が作ったケーブルを見ると、どう考えても端がGNDではありません。

手元にあったケーブルを使いましたが、私はGNDには黒、電源には赤を必ず使っているので、自作したケーブルのピンアサインがおかしいことが分かります。
その観点で見てみると完全に電源とGNDがショートしています。

ちょっと違うどころか全然違うので、まったく別の機種のピンアサインを元にしてしまったのかもしれません。
しかしどんな情報を参考にしていたのか、さっぱり覚えていません・・・

壊れた部品の特定

電源とGNDをショートしてしまったこと、フタを開けた時に部品が焼けた臭いがしたことから、どこかの部品が焼損したと思われます。
可能性が高いのは電源回りと思いましたが、ヒューズは切れていないし、メインボードには電源ボックスから24Vが来ていましたし、メインボードのLEDも点灯していたので、その辺は大丈夫そうでした。

やはりメインボードの部品が燃えたか・・・と思いましたが、いくら見ても焼損した部品が見当たりません。

(↑新しいタブで画像を開くと大きい写真が見れます)

強いて言うなら写真中央から左の方にあるT12と書かれたF2のフューズが焦げたような見た目になっているのと、さらにその左側に煤のようなものが付いているので、これが焼けたのかとも思いましたがテスターで見てもフューズは切れていませんでした。
F2がポリスイッチで自己復帰したのかとも思いましたが、十分時間が経った後も電源入れてもうんすんだったので違いそうです。
あとはヒートシンクの下にあるMOS FET?とかモータードライバーあたりが死んだのかなぁ・・・

まとめ

Ender-3 V2のメインボードが壊れた話でした。
えっ、これで終わりかよ!?って思いますよね。
はい、終わりなんです。

とりあえず壊れた部品を特定して修理しようかと思ってましたが、難易度高そうなのでボードごと交換しようかと思っています。
ただどうせ買うなら付加価値を付けたいということで、”まろやか”のFly Gemini V2.0を買いました。


これは3Dプリンターのメインボードの機能+Linuxを搭載しているので、ネット経由での遠隔操作などが出来たりします。
届いたら取り付け頑張ってみます。

この記事を書いた人

けん
けん
熱しやすく冷めやすく、さらに完全に形から入るタイプ。
電気回路を勉強中のへっぽこ会社員。


好きなレトロゲーム

【FC】テニス、バルーンファイト、ドラゴンバスター、ボンバーマン
【SFC】スーパーマリオワールド、エキサイトステージ、ドラゴンクエストV、VI、ファイナルファンタジーVI
【GB】ラクロアンヒーローズ、モトクロスマニアクス、魔界塔士Sa・Ga

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