ASUS RT-AX3000にUSB3.0 HDDを繋いでNAS化!
こんにちは、けんです。
先日、我が家のルーターをASUSのRT-AX3000に入れ替えました。
ルーターの必須条件にもUSB HDDを繋いで、NAS化できることを挙げていましたので、今回はその方法についてまとめておこうと思います。
NASって何?
NASはNetwork Attached Storageの略でネットワークに繋がったストレージのことを指します。
要はネットワーク経由でアクセスできる外付けHDDのようなものです。
NASにすることで、いちいち配線を繋ぎ変えなくても複数のPCやスマホから同じストレージにアクセスできるので、複数人でファイルを共有する場合も非常に便利です。
また設定によっては家の外からも自宅のデータにアクセスすることが出来るようになります。
RT-AX3000はUSB3.0接続のHDDやSSDを接続することで、NASとして利用することが出来るようになっています。
使ったHDD
NAS化にあたって必要になるのはいわゆる外付けHDDですが、私はケースとHDDを別で用意しています。
まず私が使っているケースはこちら。
正直見た目はダサいですが、USB3.0接続で3.5インチHDDを2台載せることが出来るケースです。
2台のHDDそれぞれにデータを保存することもできますし、RAID0(ストライピング)/RAID1(ミラーリング)/JBODとして使うこともできます。
このケースは基板上のスイッチを切り替えるだけで各種設定が簡単にできるのが便利です。
それぞれ詳細に説明はしませんが、私はHDD2台をRAID1ミラーリングで使っています。
こうすることで2台のHDDに同じデータが書き込まれ、片方のHDDが壊れてももう1台のHDDからデータを救出できるようになります。
HDD単体の高容量化が進んでいますし、私は過去に引っ越し時の衝撃でHDDが連続して3台お亡くなりになった経験があるので、ミラーリングで使うのがオススメです。
HDDは突然死するものとして使ったほうが良いです。
ふと思い出したけど、引っ越しのときに大容量HDDは自分で運んだ方がいいよ。
去年引っ越したとき、業者さんに運んでもらったけど、一ヶ月も経たないうちに1TBが1台、2TBが2台お亡くなりになった。生き残ったのは500GBのHDDだけだった。
業者さんがダメな訳ではなく、HDDは衝撃に弱い物だということ。— けん@すいラボ🍜 (@suilab_ken) November 1, 2018
HDDは2TBのものを2台使っています。
ケースのスイッチを切り替えて、HDD2台を載せれば準備完了です。
NASの設定
外付けHDDの準備が出来たら、RT-AX3000背面にあるUSBポートに接続します。
そしてhttp://router.asus.com/からルーターの管理画面にログインし、ホーム画面中央下部にあるUSB3.0のマークをクリック。
右側に”外付けUSBディスクの状態”が表示されるので、フォーマットのタブから”ディスクラベル(ディスクの名前)”と”フォーマットタイプ”を選択します。
今回フォーマットタイプはNTFSを選択しました。
そして下部にある”フォーマット”をクリックしてディスクをフォーマットします。
(HDDにデータがある場合はこの操作で中身が消えますのでご注意ください)
フォーマットの状態に”mkntfs completed successfully. Have a nice day.”と表示されればフォーマット完了です。
続いて左側のメニューに表示されている”USBアプリケーション”をクリックし、サーバーセンターをクリックし、Samba 共有 / Cloud Diskタブをクリックします。
この画面で共有を有効にし、デバイス名(今回はNASと設定)を設定します。
ワークグループを変更している場合はこちらも変更しておきましょう。
アクセス設定
続いてWindows10でNASにアクセスする設定を行います。
まず最初に以下を参考にSMBv1のクライアントを有効にします。
https://www.asus.com/jp/support/FAQ/1037477
続いてエクスプローラーからネットワークを開いて、しばらく待つと先ほどSambaの共有設定で設定したデバイス名が見えます。
このアイコンをダブルクリックすると、先ほどのHDDフォーマット時に設定したデバイスが見えるので、さらにこちらもダブルクリックするとNASの中身にアクセスできます。
これでこのフォルダにファイルを置くことが出来るようになります。
ネットワークドライブへの追加
しかし毎回こうやって接続するのは面倒なので、NASをネットワークドライブとして設定しましょう。
エクスプローラーのアドレス部分をクリックすると、このような表示になるのでコピーします。
上の図の場合、共有デバイス名がNAS、HDDのディスクラベルがElementsです。
続いてエクスプローラーでPCへ移動し、上部メニューからコンピューター→ネットワークドライブの割り当てへと進みます。
表示されたウィンドウでNASを割り当てたいドライブを選択し、フォルダーに先ほどコピーしたアドレスをペーストします。
これで設定は完了です。
今後はエクスプローラーのPC内にネットワークの場所として、先ほど設定したネットワークドライブからNASにアクセスすることが来ます。
まとめ
ASUS RT-AX3000にUSB HDDを接続して、NASとして使えるようにしました。
NASはPCからはもちろんのこと、ファイル管理アプリを使うことでスマートフォンからアクセスすることもできるので便利ですよ。
私は基板CADデータやソースコードなどを置いて、複数の端末から編集することが出来るようにしています!
この記事を書いた人

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熱しやすく冷めやすく、さらに完全に形から入るタイプ。
電気回路を勉強中のへっぽこ会社員。
好きなレトロゲーム
【FC】テニス、バルーンファイト、ドラゴンバスター、ボンバーマン
【SFC】スーパーマリオワールド、エキサイトステージ、ドラゴンクエストV、VI、ファイナルファンタジーVI
【GB】ラクロアンヒーローズ、モトクロスマニアクス、魔界塔士Sa・Ga
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