SFCコントローラーのマルチタップ制作<その3> ~本体側コネクタ交換~
こんにちは、けんです。
前回の記事ではコントローラー側のコネクタをD-sub9ピンに交換したので、今度は本体側のコネクタを変更していきます。
とは言え、SFC本体の加工はしたくないので、今回も生け贄ドナーを使っていきましょう。
使うのはこちら
本体側からのコネクタ変換にはD-sub9ピンのオスコネクタが付いたケーブルを使います。
今回用意したのはRS-232C→PCカード変換で使われていたケーブルです。
もしRS-232C延長ケーブルが手に入るようでしたら、オス、メス両方のコネクタが一度に手に入るのでお得です。
ケーブルの加工
前回のケーブル交換で残ったSFCコントローラーケーブルを利用します。
ケーブルを途中でぶった切って、D-sub9ピンのオスコネクタが付いたケーブルと半田付けで接続すれば早いですが、見た目にもこだわりたいので、今回はSFCコントローラーについていたコネクタのみを再利用します。
そこでまずはコネクタの殻割りをしましょう。
両面にある突起を押しながら先端を引っ張れば外れます。
・・・・
外れませんでした・・・
このような殻割りをする場合は突起を押しこむことでロック解除できるようになっていることが多いのですが、実際には両側にある内の片方の突起が押し込めません。
なのでこちらの突起については先端の尖った工具などで突起を潰すことにしました。
(結構大変でした・・・)
そして反対側の突起を押し込みながら先端を引っ張ることで、ようやく外れました。
作業は続く・・・
コネクタの殻割りをすると5本のターミナル付きリード線が出てきます。
今回使いたいのはコネクタの殻(ハウジング)とターミナルのみなので、ターミナルの根本でリード線を切断します。
続いてRS-232C→PCカード変換ケーブルをPCカード側コネクタ根本で切断し、前回同様シールド用のアルミ箔を除去します。
そしてSFCコネクタのターミナルを配線していきます。
使うケーブルごとに色が異なるのでややこしいですが、元々SFCコントローラー基板とコネクタが繋がっていたとおりの配線となるように注意しましょう。
根本は透明な熱収縮チューブで補強しています。
ターミナルをコネクタに戻したら完成です。
ついに完成!
これでコントローラーのコネクタ交換が完了です。
ケーブルの途中での半田付けなどをしていないので、純正品かのような見た目に仕上げることが出来ました。
もちろん動作も問題ありません。
純正コントローラーよりも若干ケーブル長も伸びたので、遊びやすくなりました。
満足、満足!・・・
って、元々はマルチタップ制作のための準備でしたね・・・
マルチタップが完成するのはいつのことやら。
この記事を書いた人
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熱しやすく冷めやすく、さらに完全に形から入るタイプ。
電気回路を勉強中のへっぽこ会社員。
好きなレトロゲーム
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