SFCコントローラーのマルチタップ制作<その2> ~コントローラー側コネクタ交換~
コネクタの交換にあたって
こんにちは、けんです。
前回の記事ではマルチタップ制作にあたり、入手が難しいSFCコントローラーのメスコネクタの代わりのコネクタを使用することにしました。
コネクタ交換にあたっては、まずコントローラーのコネクタピン配置がどうなっているかを把握する必要があります。
SFCのコネクタは下図の通り、7pinのコネクタとなっています。
実際に使われているのはそのうちの5ピンのようなので、最低5ピンを有しているコネクタに変換すれば良いことになります。
RS-232Cケーブルに変える
今回は入手や加工のしやすさからDsub9ピンコネクタを使用することにしました。
Dsub9ピンと言えばRS-232Cケーブルとして使われているものです。
昔のインターネットモデムなどに使われていたことも有り、ハードオフなどでジャンク品として売られていることもありますね。
前置きが長くなりましたが、実際にコネクタの交換を行っていきます。
今回使用するケーブルはストレートのRS-232Cケーブル。
いわゆるRS-232Cケーブルです。
途中で切断するためクロスケーブルでも構いませんが、切断した両サイドでリード線の色が変わってしまうので注意が必要です。
いざ実践!
まずはRS-232Cケーブルを端から20cm位のところで切断します。
ためらわずにズバッと行きましょう。
外側のグレーの被覆を向くと、シールド用のアルミ箔が出てきました。
不要なので全て剥いてしまいます。
すると中から9本のリード線+シールドに接続されている撚り線が1本出てきました。
1本ずつテスターで当たっていくと、今回使用したケーブルは以下の様な配列なっていることがわかりました。
※すべてのコネクタがこの配置になっている訳では無いので、必ずテスターで配列をチェックしてください。
今回は1~5ピンを使用します。
SFCのコントローラー内に直接配線するので、リード線の被覆を5mmほど剥いて、線を撚ってから予備ハンダをしておきましょう。
SFCのコントローラーを分解し、CN1と書かれたコネクタを取り除きます。
そして基板の裏側からRS-232Cケーブルのリード線を通して、表側から半田付けします。
元々のSFCコントローラーについているケーブル同様にスタイリングをして、再度ケースに戻します・・・
って、蓋が閉じない!
どうやらRS-232Cケーブルが元のケーブルより太いせいで、コントローラー裏の突起と干渉しているようです。
あまり不可逆な改造はしたくなかったのですが、見えないからいいか!
という訳で、突起をニッパーで切断して、無事にコントローラーは完成しました。
次回は本体側のコネクタ交換です。
<2016.7.9追記>
コントローラーの突起が干渉していたのは、ケーブル固定時の押し込みが足りなかったせいみたいです。
他のコントローラーで試した所、突起を切断しないでもネジ止め出来ました。
この記事を書いた人
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電気回路を勉強中のへっぽこ会社員。
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