Dell Inspiron 5480 性能レビュー!
前回は購入したDellのNew Inspiron 5480の外観レビューを書きました。
今回は性能に関するレビューをしていきます。
主なハードウェアのスペックは以下の通りです。
CPU:Intel Core i5-8265U(4コア、8スレッド)
Memory:DDR4-2666 8GB
Storage:NVMe 256GB
Graphic:インテル® UHD グラフィックス 620
NVMe性能
StorageはNVMeの256GBなわけですが、正直NVMeという言葉は今回PCについて調べるまで知りませんでした。
PCIeでデータの読み書きをするストレージということみたい。
M.2というのは聞いたことあったけど、あれは接続端子の規格だったのね。
SATA3の理論上の最大転送速度が6Gb/sに対して、PCIeは30Gb/sということで、メチャメチャ早いと。
初めてSATA接続のSSDを使った時もOSの起動が高速で感激しましたけど、さらにその上を行く訳です。
ただし高速動作をする分、発熱するようですね。
それではどのくらい早いのか、確認してみます。
今回搭載されているのは東芝のKBG30ZMS256GというNVMeのようです。
手元のストップウォッチで電源ボタン押下からWindows起動までの時間を計ってみたところ、およそ20秒でした。
確かに早いですが、SATA3接続のSSDに比べて5倍速いかというとそんなことはないですね。
続いてCrystal Disk Markでベンチマークしてみます。
設定はすべて初期値のままです。
やはり読み込み性能は高いですね。
書き込みが若干遅いのは裏で走っているプロセスがあったのかもしれません。
Inspironで使われているKBG30ZMS256Gは2230サイズのようですが、どうやらもう少し長いNVMeも搭載できるっぽいです。
シーケンシャルリードが3,500MB/sという高速なNVMeも使えるかもしれません。
Lexar Professional NM700 NVMe M.2 SSD 1TB Type2280 PCIe Gen3x4 LNM700-1TRB 最大読み取り3500MB/s 五年...
次回はPC内部を見てみるつもりなので、その時に合わせて確認したいと思います。
ソフトによるベンチマーク
PCのベンチマークで定番で使われるようなソフトを使ってベンチマークしてみましたが、ここはさらっと紹介します。
・CINEBENCH
スコアは577.
・FINAL FANTASY XV BENCHMARK
カックカクなので、最後まで走らせませんでした。
・FINAL FANTASY XIV
スコアは2286で普通。
・ドラゴンクエストX
スコアは8626でとても快適。
やはりオンボードグラフィックが足を引っ張ってしまっているようですね。
私自身はこのPCでゲームをやるつもりはないので、あまり関係なかったりしますが・・・
KiCadの自動配線はどうか?
ここまではありがちなベンチマークをやってきたわけですが、実際メインの用途である基板CAD(KiCad))が快適に使えるかが問題です。
と言っても、基板CADはそんなに高スペックを必要としないので、問題なく動きます。
何か負荷のかかる作業はないかと考えたところ、ありました!
自動配線(Auto Routing)です。
詳しくは書きませんが、基板上に部品配置をした後にFreeRouterというツールを使うことで、自動的に基板上のパターンを配線してくれるのです。
この時にどうすればすべてのパターンを配線できるかの計算を行うため、CPU負荷がかなり高くなるのです。
と言う訳で、自動配線にかかる時間を計ってみます。
リファレンスとして以前自作したArduino Pro Mini基板を使います。
(本当はArduino UNOでやろうとしたけど、5時間かかった挙句に途中で配線終了してしまったので断念)
折角なので動画にしてみました。
左側が自動配線画面、右上がCPU使用率、右下がCPU温度です。
※音が出ます
Core i5 8265Uの動作周波数は1.60GHzですが、自動配線開始直後にターボ・ブーストが働いて3.7GHz近くまで上がっています。
それとともにCPU温度も上昇していき、開始20秒ちょっとですべてのコアが90℃を超えてしまい、サーマルスロットリングが機能することで動作周波数がいったん下がり、その後はCPU温度80℃前後となるように動作していました。
自動配線を行っている間、ファンは高速回転していました。
自動配線はおよそ57秒で終了しました。
正直CPU温度がここまで上がるとは思っていませんでした。
室温15℃くらいの環境でこれですから、夏場はちょっと負荷がかかっただけでサーマルスロットリング掛かりまくりかもしれません。
まとめ
今回は各種ベンチマークにより性能に関するレビューを行いました。
自分の使い方ではCore i5でも十分サクサク動いてはいるのですが、高負荷の作業はやはり辛いところがありそうです。
Core i7も選択できますが、放熱があまり良くなさそうなので、性能を十分に発揮できない可能性が高いです。
本機のレビューはこの辺にして、今後はメモリやSSDの増設を行ってみようと思います。
この記事を書いた人
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熱しやすく冷めやすく、さらに完全に形から入るタイプ。
電気回路を勉強中のへっぽこ会社員。
好きなレトロゲーム
【FC】テニス、バルーンファイト、ドラゴンバスター、ボンバーマン
【SFC】スーパーマリオワールド、エキサイトステージ、ドラゴンクエストV、VI、ファイナルファンタジーVI
【GB】ラクロアンヒーローズ、モトクロスマニアクス、魔界塔士Sa・Ga
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