チップチューンへの道!~第3回 MIDIキーボードの修理~

こんにちは、けんです。

音が鳴らない原因が分かったので、MIDIキーボードの修理をしていきます。

まだ洗うよ!

前回ゴム接点と鍵盤を洗浄しましたが、もう一つ洗浄したパーツが有りました。

赤丸で囲んだ部分に黒い四角い枠上のゴムパーツが付いているので、これをすべて外して洗浄しました。
小さくて数が多いので無くさないように気をつけましょう。

写真でも分かるかもしれませんが、この部分グリスが付いています。
経年変化なのかヤニのせいなのか分かりませんが、これが真っ茶色になっています。
つーか、もう激臭がします。
いちいち臭くて腹が立つのでグリスをすべて拭き取り、アルコールでキレイにしてからグリスを塗布しました。

プラスチックにも使えるのとAmazonでのレビューも良かったのでこちらを使いました。

綿棒を使ってちょちょいと塗っておきました。

どうやって導通を確保するか

鍵盤が鳴らない理由は接点の接触不良だった訳ですが、どうやって直すか考えました。

よく見ると基板側のパッド中央付にに汚れというか、くすみが見えます。

ということで、まずは接点洗浄剤を綿棒に染み込ませて、すべてのパッドをクリーニングします。

そしてゴムパーツを戻してボタンを押してみると、数カ所の鍵盤だけ反応がありました。
しかし大半の鍵盤は無反応・・・

そこで続いて接点洗浄剤をパッドに塗り込んでみましたが、ほとんど状況は変化しませんでした。

最終手段だ!

かくなる上は最終手段の特殊接点復活剤コンタクトZを使ってしまいます!

まぁ、要は鉛筆です(しかもなぜかPRADA)。
鉛筆の芯の主成分は黒鉛なので、こいつを塗り込むことで電気的導通を確保するというわけです。

しかし合計96箇所のパッドを鉛筆で塗りつぶすのは中々しんどいです・・・

しかも結果としてあまり効果はありませんでした。

どうやらパッド側ではなく、ゴムパーツの導電部分に問題があるようです。

本当の奥の手は最後まで取っておくものさ

こうなれば仕方ありません。

要は鍵盤を押したときに導通するようにすりゃいいんだよ!

という事で、こいつを使いました。

・・・・

と、ここで写真を載せるつもりが、このあとに撮った写真がすべてスマホ内で破損してしまい見られなくなってしまいました(涙)
しかももう組み立ててしまったので、もう一回バラすのめんどい(笑)

という事で、ここからは文章のみで説明します。

最終的に使ったのは100均で売っているアルミテープです。

最初ダイソーのテープ売り場で探したのですが見つからず、店員さんに聞いたところキッチン用品売り場にありました。

このアルミテープを3~4mm角に切って、ゴムパーツの導電部分に貼り付けていきます。

合計96箇所ですが、妻と協力して作業したので30分ほどで済みました。

そして、結果は全鍵盤が復活しました!!

洗い終わったパーツ達を分解したときの逆順で組み立てて修理は完了です。

最後に

いやー、思ったよりも苦戦しました。
全鍵盤が接触不良で鳴らないなんてことあるんですね。
しかしこうやって自分で直した分、愛着が湧きますね。

すげー、くさいけど。

この記事を書いた人

けん
けん
熱しやすく冷めやすく、さらに完全に形から入るタイプ。
電気回路を勉強中のへっぽこ会社員。


好きなレトロゲーム

【FC】テニス、バルーンファイト、ドラゴンバスター、ボンバーマン
【SFC】スーパーマリオワールド、エキサイトステージ、ドラゴンクエストV、VI、ファイナルファンタジーVI
【GB】ラクロアンヒーローズ、モトクロスマニアクス、魔界塔士Sa・Ga

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